沖縄はわたしの学校

今年もまた、「忘れな草」の青い花が咲き始めています。


今日は尾崎豊の命日です。突然の死から30年になるそうです。『十五の夜』や『卒業』などの鮮烈な曲を教えてもらったのは、担任していたクラスの女子生徒からでした。ノートの裏表紙や答案用紙の裏に歌詞を書いていた生徒もいました。行動そのものを自分自身に重ねている生徒もいれば、深く共感を寄せている生徒もいた時代でした。

私にとって尾崎豊の世界は身近ではありませんでしたが、彼に心酔する少女たちは身近な存在でした。いつしか、太宰治の生と死に重なるところがあると感じるようになっていました。

時は流れて、「忘れな草」を歌った尾崎豊の優しい曲に出会いました。そして、さらに時は流れて、毎年今頃、私は庭の「忘れな草」に出会います。