てぃーだブログ › 沖縄はわたしの学校 › 自然 › 言葉 › 「苧環」の「苧」は、「苧績み」の「苧」

2019年05月05日

「苧環」の「苧」は、「苧績み」の「苧」

ここしばらく、オダマキの花が咲いています。漢字では「苧環」と書きます。

沖縄の染織について書かれた文章を読んでいると、「苧績み」という言葉によく出会います。「うーうみ」とルビがふってあることが多いので、すぐには「苧玉(おだま)」と結び付きませんでした。「オ」が「ウ」になるという沖縄語の原則を忘れていました。

「苧」は「からむし」とも呼ばれるイラクサ科の多年草で、繊維をより合わせる(績む)ことで糸になります。巻いたものが「苧玉」。

まわりくどい書き方をしましたが、要するに、苧環=苧玉=糸巻ということになるようです。

オダマキの花の形が糸巻に似ているということらしいのですが、どうもそうは見えません。ここ数日、しげしげと花を眺めているうちに、糸巻はこの蕾の方ではないかと思えてきました。いかがでしょうか?

「苧環」の「苧」は、「苧績み」の「苧」




同じカテゴリー(自然)の記事
紅葉と空蝉と椿の実
紅葉と空蝉と椿の実(2023-11-08 23:09)

山椒の実に「小満」
山椒の実に「小満」(2023-05-22 22:09)

名残りの桜
名残りの桜(2023-04-06 14:08)

秋晴れの紅葉と黄葉
秋晴れの紅葉と黄葉(2022-11-06 21:59)


Posted by 茨城ねーねー at 23:14│Comments(0)自然言葉
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人